山内太地の『キャンパスクリップ』
こんにちは山内太地です。いよいよ7月ということで、大学業界の皆さんにおかれましては、受験生獲得の天王山、夏休みを控えてお忙しいことと思います。先日、武蔵大学のオープンキャンパスに行ってきたのですが、模擬講義だけでなく模擬ゼミを開講しており、受験生や親御さんを5~6人に分けて、グループワークをさせていました。さすがにゼミが売りの武蔵、高校生にもツボを心得たアピールをしていると感心した次第です。
【注目したニュース】
人事院:優秀な学生、公務員を敬遠?
進路希望1~2割--10大学調査(毎日新聞)
(記事の詳細はこちら)
人事院は20日、06年度年次報告書を国会と内閣に提出した。東大、早大など国家公務員Ι種試験の合格者が多い10大学の3、4年生1400人を対象に「周囲にいる優秀な学生」の進路希望を尋ねた結果、法学部生は法科大学院、経済学部生は金融・保険・証券とコンサルタント・シンクタンクが半数を占め、国家公務員は1~2割にとどまったことが報告された。
(6月21日東京朝刊の記事)
優秀な東大生は、官僚にならずにコンサルタントになる。と噂されたのは数年前のことですが、どうやら実際にそういう流れが起きているようです。この記事では、国家公務員から民間企業への転職組が、「時間管理に無駄が多い」「調整や折衝のプロセスが長い」といった問題点を指摘しています。
確かに、国家公務員の仕事というのは、内部に入れば色々と問題点や不満もあるでしょう。しかし、仕事としての価値がないのかといえば、そんなことはないと私は思います。
ただ、霞が関の魅力が低下しているのは事実。国家公務員Ι種なのだから、黙っていても学生は集まるという姿勢を改め、多様な職種の中から選んでもらえるよう、公務員の仕事の魅力をきちんと情報発信していかなければいけない時代になったのでしょう。
【今週の小ネタ】
武蔵大学の学食には、電器製品などが飾られた奇妙なショーケースがある。これは、知名度こそ低いものの、特定の分野で世界的シェアを誇る優れた中小企業を紹介するコーナーで、とかく有名企業に関心が向きがちな学生を啓発している。
【先々週の私】
去る6月23日(土)、有楽町の東京国際フォーラムで開催された、「国立大学マネジメント研究会」と「大学行政管理学会」の連携記念シンポジウムに参加してきました。国立大学・私立大学双方の職員が、互いの能力、資質を高めあおうというもので、大学職員の能力開発プログラムを共同で実施する計画もあるそうです。シンポジウムでは、双方の会長から、これからの大学職員に求められる力とは何かという話を伺いました。
大学を管理・運営する専門家である大学職員というのは、英米ではとても地位が高いのですが、日本では「事務は教員の下」のようなイメージがずっとつきまとってきた事実があります。教育ニーズが多様化している今、事務職員の役割の重要性は増し、職員も学生を教育しているという自覚を持つべきであるという話には、納得する点もありました。
どちらの会もまだ発足から年数も浅く、関心のある大学教職員は少ないとのことです。大学教職員に限らず、我々教育に関わる民間人も、こうした動きに注目していきたいものです。
【参考サイト】
国立大学マネジメント学会
http://www2.nbsol.com/anum/
大学行政管理学会
http://www.ne.jp/asahi/juam/office/
発言し始めた事務職員(2007年2月8日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20070208us41.htm






