山内太地の『キャンパスクリップ』
暑かった8月でしたが、9月中旬までは暑さが続くそうです。大学生は一般に、9月も夏休みが続いていますが、この時期は教職員向けの行事がいろいろあり、大学は動きはじめています。ところで、夏休み中にある工業大学に足を運んだのですが、研究室では先生や学生が研究・実験に励んでいました。理系は夏休みはあってないようなもののようです。
【注目したニュース】
文科省、即戦力の博士養成・500人を就業体験に派遣(日経ネット)
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文部科学省は2008年度から産業界と連携し、理系の博士課程の学生やポストドクター(博士研究員)を企業へ長期間派遣する「博士版インターンシップ」を始める。コミュニケーション能力や商品開発など事業につながる知識を獲得してもらい、即戦力の研究者を育成する。
(8月20日の記事)
博士課程修了者が就職難なのは、博士を増やしておきながら、出口に関してはまったく顧慮しなかったことが大きな原因であり、博士にコミュニケーション能力や協調性が欠如していると決め付けるのは暴論です。理系博士号取得者は科学技術立国の要といいながら、アカデミックポストは増える気配はありません。それで博士は増やしたのですから、本末転倒です。
国際基督教大学前学長の絹川正吉先生は、以前あるシンポジウムで、研究をする大学教員のほかに、教育に専念するポジションの人が必要ではないかという話をされていました。私はこれをおおむね支持します。大学の教育部門や中等・初等教育に博士の活躍の場を増やしていくべきではないでしょうか。
【思い出写真館】 法政大学学生会館
「自主管理貫徹!」の方針のもと、学生たちの自治に任され、24時間365日稼働していた、法政大学市ケ谷キャンパスのサークル棟「学生会館」。廃墟のような内部には、学生運動のアジビラやポスターが貼りめぐらされ、香港や歌舞伎町もびっくりの迷路のような雑居ビルの不夜城だった。老朽化などの理由で2004年に取り壊され、2007年には新校舎「外濠校舎」が竣工。サークル部室はあるものの、ガラス張りで監視カメラ付きという環境になってしまった。
【合格者水増し問題・続報】
水増し合格、大学側にもメリット…受験料収入12億円(読売新聞)
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大学入試センター試験だけで合否を判定する入試方式を利用して、「関関同立」と呼ばれる近畿地区の有名私大4校(関西学院、関西、同志社、立命館)に合格した受験生のうち、実際に入学するのは10人に1人もいないことがわかった。私立高校が合格実績水増しのため入学意思のない生徒を多数受験させたことが一因とみられる。
(8月23日の記事)
大量受験は大学側の受験料収入のメリットが大きいことが判明しました。定員の10倍近い合格者を出しても、入学者は定員割れする場合があるということですから、入試がもつ「選抜」機能は骨抜きになっているのでしょう。「合格を乱発し、辞退者を多発させる状態は奇異。長い目で見れば大学のブランド力低下につながる」という予備校関係者の指摘はさすがに冷静です。






