山内太地の『キャンパスクリップ』
そろそろ大学3年生の就職活動のシーズンです。企業が求める人材の能力として、よく「コミュニケーション力」ということが言われます。新入社員として企業に入社した際、上司や先輩と適切な意思疎通をして、業務を効率的に遂行できる力が求められているということでしょう。いまどきの大学では、キャリア支援だけでなく、授業などでも、コミュニケーション力を上げる訓練をする例があります。それは逆にいえば、大学生にコミュニケーション力が足らないということかもしれません。それを象徴するようなニュースがありました。
【注目したニュース】
大学生の「いじめ」報告が増える 20人でたかる(アメーバニュース)
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「いじめ」といえば、小中学校、そしてパワハラなどに見られる職場でのいじめが頭に浮かぶが、最近は大学生のいじめの報告をよく聞くようになった。お金持ちの気の弱い学生にたかり、おごらせるという形態をとる。いじめられる学生は大学では3~4人の小さな人間関係のグループ以外に世界を持っていない場合があり、たかる人間でも大事な友人のため、縁が捨てられない。
(10月17日の記事要約)
記事に登場する准教授は「そんなことしてまで付き合わなくてはいけないとは、何とも情けなく悲しい話です。ただ、その小さなグループ以外に世界を持っていない学生もおり、彼にとっては、たかる人間でも大事な友人だと思っているのでしょう。だから捨てられない」と語っています。確かに最近、大学のキャンパスを見ていると、男子学生が3~4人で群れている姿をよくみかけますが、彼らの中でこんな出来事が起きているとは思いませんでした。
それにしても、この記事に登場する男子学生のコミュニケーション力のなさは目を覆わんばかりです。同性の友人たちとも適切な人間関係が構築できず、しかもそこしか世界がない。大学生ならば、授業、サークル、バイト、あるいは学外の友人関係など、多様なポジションを確保し、色々な人と出会うチャンスがあるはずですが、そうやって自分の世界を広げられない、内気な男子学生が増えているのでしょうか。
【今週の小ネタ】 明治学院大学白金キャンパス
明治学院大学は、アートディレクターの佐藤可士和によるブランディングプロジェクトにより、大学案内のパンフレットから学内の備品、大学グッズに至るまで、すべて鮮やかな黄色が基調になっている。グッズの人気は上々で、大学では高い広報効果があると考えているようだ。
(参考:asahi.com 2007年10月16日の記事)
【元気な学生ニュース】
伝統の「赤ふんパレード」健在なり 北大の恵迪寮祭(asahi.com)
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北海道大学の恵迪(けいてき)寮祭の名物行事「赤ふんパレード」が27日、札幌であり、最高気温14.3度の肌寒さの中、ふんどし姿の北大生が円陣を組んで踊るなどした。
(10月28日の記事引用)
北海道大学にはまだまだパワフルな男子学生たちがいるようで、頼もしい限りです。このニュースによると、「赤ふんパレード」は残念ながら市民からの「ハレンチだ」という苦情で規模が縮小されてしまったとのことですが、寮生の「伝統の赤ふんだけは譲れません」というセリフからは、謎の自信を感じます。寮祭は来年で100回目とのこと。これからも意気盛んな男の魂を、秋の深まる肌寒い札幌で、熱くたぎらせてほしいものです。






